還暦を越えて政治の舞台に立つ世良公則風のロッカー男性
「世良公則が、無所属で参院選に出馬するらしい」
そんなニュースが飛び込んできたとき、正直ちょっと驚いた。
え?あの世良さん?歌手として、役者として、今もステージに立ってるあの人が?
でも、驚きと同時に、なぜか胸の奥がジンと熱くなった。
69歳。還暦を過ぎて、なお前に出る。
無所属という、どこにも守られない立場から、真正面から勝負を挑む。
その姿が、同じく還暦を越えた人間として、何よりもうれしかった。
もちろん、世良さんが訴えている政策には賛否があるやろう。
再エネ賦課金の廃止や、外国人の土地取得制限など、ちょっと過激やという声もある。
でもな、そういう政策の中身よりも、ワシが心を打たれたのは、「なぜ今この人が、政治に出るんやろか」という一点や。
世良さんは記者会見でこう語ってはった。
「これまで自分の言葉で発信してきたけど、もう一歩踏み出してもいいと思った」
誰かの後押しでもなければ、どこかの党の指示でもない。
還暦を越えて、自分の責任で立つ。
そんな潔さが、なんともカッコええやないか。
思えば、若いころは「変わり者」とか「ロックな生き方」とか、好き勝手言われたもんや。
でも、年を取った今だからこそ、「変わらないもの」がどれだけ貴重かが分かる。
変に丸くなることなく、今もしゃがれた声でロックを歌い続ける人が、
そのままの勢いで政治のステージに立つ。
これはもう、完全に“生き様”やろ。
残念ながら、私は兵庫県民やから、大阪選挙区には投票できへん。
せやけどな、気持ちは1票どころか、10票分でも20票分でも送ったるで。
世良さん。
同世代の希望として、挑戦してくれてありがとう。
「もう遅い」なんて言葉を、「まだやれる」に変えてくれて、ありがとう。
たとえ結果がどうであれ、その姿勢が、もうすでに未来へのメッセージになってると思うんや。
ステージは違っても、人生はいつでも“本番”。
今も走る還暦ロッカーに、拍手を送りたい。

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