「笑ってるけど、楽しくないねん」──
孫のそのひと言が、胸に刺さった。せやけどな、それ、他人事とちゃうんや。
👦 笑われる側が、ずっと我慢してきた
孫が学校で「いじられキャラ」になっとるらしい。
クラスも先生も笑ってる。孫も笑ってるように見える。
でも、家では無口。
ある日、ポツリと「笑ってるけど、楽しくないねん」と言うた。
その言葉、わしには刺さった。
なんでかって? 自分も、ずっとそうやったからや。
🧓 「還暦過ぎたら、いじられ役」って、なんやねん
職場でも、地域でも。
髪の話、スマホの使い方、耳が遠い、物忘れ──
ぜんぶネタにされる。
「いじりやすいオッサン」って、言われて嬉しいか?
「昭和のノリやん」で済まされて、心まで置いてきぼりや。
それ、もう笑いとちゃうやろ。
🎭 芸人のいじりと、日常のいじりは違う
舞台の上の芸人は、金もろてやっとる。
受ける方も覚悟して、笑いのために命かけとる。
せやけど、一般人のいじりは違う。
ただのタダ乗り。
笑われる方は、受けるしかない。給料も出えへん。拍手もない。
「おいしいやろ?」ちゃうねん。「痛いねん」や。
🧭 わしらが変えな、孫らがまた泣く
孫の涙は、わしらがずっと我慢してきた連鎖の先にある。
「自分は平気やから」って黙ってきたことが、
あの子らをまた笑われる側にしてもうてる。
もうやめようや。
弱い立場を笑う時代なんて、終わりでええ。
これからは──
人を救う笑い、敬意のある社会、わしらが先頭に立って作ろうやないか。


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